エレクトロニックな音楽の醍醐味

ケミカル・ブラザーズの新作を聴いていてふと考えたこと。音楽のジャンルは実際のところよくわかっていないけれど、エレクトロニック(テクノという言い方は古い?)を武器にしてハウスだろうがヒップポップだろうがロックだろうが何でも取り込んで自分たち風の曲にしてしまう、その「実験」が実は『Come With Us』以来(あるいは『Surrender』、あるいは最初から?)やってきたことなのかもしれない。自分がエレクトロニックな曲が好きなのもそこにあるのかも。つまり、このジャンルからあらゆるジャンルの心地よいリズム、メロディーを味わうことができる。ケミカル・ブラザーズはそんな夢を実現してくれる、そんな気にさせられるのが『Push the Button』だと。あのU2も一時期エレクトロニックな手法を大胆に取り入れてファンを驚かせたが、今はよく聴かないと気がつかないほど自分たちの曲に取り入れているように思える。それがエレクトロニックな音楽の魅力であり、魔力であり、醍醐味なのかもしれない。
とここまで書いて、「エレクトロ」のリンクからそのキーワードの説明を読んで、わからなくなってしまった。まあUK音楽史をきちんとひもといているわけではないし、素人日記のたわごととしてこのままにしておくことにしよう。