電気の力、活字の力

一昨日入れた『蹴りたい背中』を昨晩ブンコビューワで一気に読破。それで思うことはまた別に書くことにして(逃げっ!)CLIEで夜な夜な部屋の電灯を消してバックライトだけでブンコを読むのはなんだか妙な雰囲気があっておもしろい。でも電気をずっと見つめているのもあまり眼によろしくない。紙の活字が恋しくなる。ただ安い、手軽ということではデジタル・ブンコは紙の文庫に勝っていると思う。とはいえ手軽、といえるにはPDAが使いこなせないといけない。それに安い、というのもPDA本体や周辺機器への投資があてこそのメリットだ。となると、やはり私のような物好きでないとデジタル・ブンコはうけないかも。私だってこの先、デジタル・ブンコを読み続けるかどうかわからない。ひとつ言えるのは、デジタル依存になりつつある私がかつて活字の世界にどっぷり浸かっていた頃の感覚を取り戻すいいリハビリになるかもしれないということである。